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今年の夏から

今年の夏から、東京と松本を行ったり来たりという生活をすることになった。

ちょっと前までは、週末は千円で来ることができたのに、今は3600円ほどになる。高速料金は民主党は無料にするといっていたのに、震災や原発事故などいろいろなことがあり、そんなことは遠い夢になってしまった。

被災された人たちにとっては、本当にいったい何が起こったのだ。私の人生に何をしてくれるのだ。言いたいのではないかと思う。まったく、生きていると何があるかわからない。そうかこれが生きているということなのかもしれない。

一寸先は闇 という言葉について、以前、人生の大先輩である人と話したことがある。人は先がわからないから生きていけるのだ。それを示すのがこの言葉だと教えてくれた。あの戦争に従軍し、生き残って来た彼の、一つの真実だろうと思う。

今回の災難もきっと、ごく普通の人たちの努力と忍耐で、乗り越えて行けるだろう。人間は思っているほど弱くはないし、本能的に生きて行くにはどうしたらいいか ということがわかるものだ。
確かに、どうすることもできないことの支援は必要とするだろうけど、その状態から立ち上がって行くのは、一人一人の気持ちだから。この一寸先は闇 ということを思いながらこれは「希望がある」というメッセージだと合点した。

私も、この夏から松本で暮らすことになった。今日一日の暮らしを楽しみながら、それを重ねて行こうと思う。
それにしても、暑い。こんなひどい暑さも人間の欲望が自然の営みに介入していた結果だとしたら
人間の一人として謙虚にならなくてはと思う。新しく松本で暮らすチャンスを与えられて、スローライフを楽しもう。






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