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梓川河畔

梓川は遠く上高地にもつながる川である。水はとうとうと流れ、河畔はアカシアをはじめ、いろいろな木々が繁茂し、整備された川岸は恰好の散歩道となっている。水音を聞きながらの散歩はまことに気持ちよく、良いところだなあ と思ってしまう。

水の音には、心を和ませるというか、癒すというか、そんな働きがある。子供のころから、いつも、川の近くに住んでいた。夏休みはいつも、川遊びと決まっていた。母の実家に行くと、屋敷森の後ろは子供には川幅広く感じられた川があり、泳いだり、魚を釣ったり、網ですくったり、たらいを舟に見立ててのってみたりと楽しい夏休みを過ごしたものだ。川に続く道を下ると洗濯をする場所や、野菜を冷やしておく水溜まりがあってトマトやナス、キュウリ、スイカが冷やしてあった。遊び疲れるとそれらを失敬して、食べていた。夏の思い出は尽きない。

梓川は残念ながら、そんな生活の匂いはしないけど、皆が楽しめる散歩道として貢献度大である。

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